どぷ、
もう限界だ、体力の限界。俺の息子は萎えきっているのにまた二人の荒い舌使いに俺の自身は大きくなる。右筋をちろちろと遠慮がちに鬼道さんが舐めて、デモーニオが裏筋に吸い付いてくる。は、マジでヤバい、二人とも似すぎなんですよ。顔に俺の出した欲がへばりついてエロい。
「ふ、はあ、んん……」
「鬼道さん……出、るっ」
歯を噛み締めて声を押さえた。俺の欲がまた吐き出され、裏筋を必死に舐めていたデモーニオの顔に思い切り掛かった。ああ、顔射ってなんか気持ちいい。
「うっ……佐久間ぁ、顔に掛けるなよ」
「わ、悪い」
優しくデモーニオの頭を撫でてやれば嬉しそうに口元をゆるめて笑った。そしてまた俺のを舐め始めるからもういいとやめさせた。鬼道さんは横で必死に口を拭いていた。そんなに嫌だったかな、とつい苦笑いをした。
「佐久間、早く入れてよ」
「ぁ……お、俺も……」
やらしく舌にまとわりつく精液をデモーニオは見せびらかす。鬼道さんは身体をマントで隠しながら股をもじもじさせた。うわ、なんだここ天国かよ。でも二人から言われても俺、一本しかついてないしどうしよう。しかも俺、二人にさんざん口でしてもらったからもう充分なんだよな。けどまだ二人とも物足りない顔してる。
「佐久間」
「……佐久間、」
確かに嬉しい、だけど俺にはこの二つの選択が難しい。鬼道さんの要望に応えてあげたい、だけどデモーニオが甘えてくるのもたまらない。ああ、俺って優柔不断。

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10.07.17
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