※バンガゼの続き


「気持ち悪い……」
目が覚めたら自分の部屋のベッドだった。バーンか、と思ったけど有り難いとはこれっぽっちも思わなかった。明日の試合どうしてくれるんだあいつは。それにまだバーンの熱が私のお腹あたりに残ってる。取り出したくて布団をめくったら私は全裸だった。慌てて布団に潜り込んだけど自分の部屋だったことに気付いて安心した。バーンの奴、どうやって私をここまで運んだんだろう。
「ガーゼル」
「!?……グラン、貴様どうやって」
「外からじゃ鍵は掛けれないからね。バーンは優しくしてくれたかい?」
「う、うるさい。私は着替えたいんだ、一度出て行ってくれ」
「イヤだって言ったら?」
カチャと私の部屋の鍵を閉めてグランは微笑んだ。布団を握り締めてグランを睨めばおかしそうに首を傾げた。
「もしかして、裸?」
かぁと顔を赤くすれば図星だね、とグランはくすくす笑う。ベッドまで乗ってきたから慌てて後退ればグランに布団を掴まれ奪われた。全裸の状態だったから今度は枕を抱き締めて隠そうとしたら足首を掴まれてベッドに倒された。
「あれ、バーンってばやるね。もしかしてワザと自分のを取り出さなかったのかな?」
私の後孔をじろじろと見るから蹴ってやろうと空いた片足を動かしたらいきなり後孔に指を差し込まれて身体が止まった。ぐちゅぅ、とどんどん中にグランの指が攻めてきたから腰を引いた。逃げないでね、と優しく囁かれる。二本、三本、次々に増やされるグランの長い指が怖かった。
「ひ、や、やめ」
「ねえガゼル……結構バーンとやってるよね。指、何本まで入るかな?」
「いやぁあ、あ゛」
「ほら、四本目、五本目……」
「あっ、いやあぁあああぁあ……!!」
「ふふっ見てよガゼル、俺の指全部呑み込んだよ?」
泣きながら枕を抱き締めた。お腹が苦しい、グランが指を中でバラバラに動かすからひくひく喉が鳴った。
「バーンのがまだ中に入ってるからいい潤滑剤になるよ」
「あっひっ、ぃ、あぁあ……!」
「気持ちいい?そんなかわいい顔して……たくさん突いてあげるね」
「はっう、あっあああんっ!!あぁッ!ダメ、ダメぇ!!」
ズブズブとグランの手首が私の後孔に挿入されて頭がチカチカしてきた。そして腕の出し抜きがされて私は悲鳴をあげた。グランの時たまに曲がる指先が前立腺を刺激して私の口からはだらだらと唾液が垂れた。
「はっひぐ、あっあああぁぁあ!あっうわぁあ!!」
びゅるびゅると薄い精液が私の腹に落ちるとグランが高笑いをした。そして私のを掴んでぐちゃぐちゃに扱きだす。また射精して、でももう全然出なかった。
「バーンにたくさん出してもらったんだね!ほら、俺の手気持ちいい?バーンのでっかい性器とどっちがいい?」
「ひゃぁあああぁ!!止まんな、止まんないぃい!!あっあああん!!」
自身の先端を親指の腹で刺激されてびくびくと私の性器は震えた。もう、出ない。なのにグランの手は止まることはなかった。ぐちゃ、びちゃ、部屋にまたいやらしい音がこだました。
「ねえガゼル、バーンと俺どっちが気持ちいい?」
「あっふぁあぁあん!グランっグランんん!!はあっひあぁああ!!グランのっ気持ちぃいっ!!」
「じゃあバーンのは?」
「バーンのっ!あああっ、バーンのも、欲しっ……ひっ……ああああああああっ出るうぅう!!!」
びくっと私の身体は大きく震えて痙攣した。グランがゆっくり私の中から腕を引き抜くとバーンの精液がどろどろと出てきた。グランの腕はびちゃびちゃで私の愛液でまみれていた。
「結局ガゼルは手に入らなかったけど……ま、いいか」
「はっ、はあ、はあ、はあ……」
「ガゼル、またしてあげるね」
「う、ん……」
グランはベッドの上で横たわる私に布団を掛けて部屋から出て行った。私はもう眠くてたまらなかったから瞼を伏せた。明日のガイアとの試合は、確実に負けるだろうと確信した。






--20100711

バーン×ガゼルでがっつり突きたかったのと。グラン×ガゼルでいかついのをやりたかった。マニアック過ぎてすみません。
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