くう、と寝息を立てて涼野は気持ち良さそうに眠っていた。なんと言うか、こんなにかわいく眠るものだから思わず抱き締めたくなってしまう。跳ねる髪の毛に指を通して耳たぶに息を吹き掛けた。不愉快そうに眉を寄せて、すぐにまた気息をした。練習で疲れているのか、なかなか起きない。
「すずのー……起きねえな」
どうしてやろうかなといったん離れてベッドにもたれた。悪戯はしたいが頭の中にたくさんの候補が出てきてどれにしようか迷う。鼻をつまむか顔に落書きか、服を脱がしてやるか寝込みを襲ってやろうか、やりたいことがたくさんありすぎる。
「どーしようかねえ……」
ベッドで眠る涼野に振り返った。唇を尖らしながら徐々に顔を近付けると涼野の顔がはっきりと見える。かわいいようで綺麗な寝顔はやっぱり俺の悪戯心に火をつける。ぶに、と頬をつまんだり引っ張ったりした。そしたら涼野が鬱陶しそうに寝返りを打った。いつもたまにしか見えない脇が今はずっと腕を上げられてはっきり見えている。よくわからないけど、何故か俺は唾を呑んだ。涼野の二の腕をベッドに押さえて顔を脇に近付けた。鼻息が掛かったのか涼野が小さく身動いだ。次に舌で軽くつついたら涼野の瞼が震えた。そろそろ気付くだろうに、俺は構わずねっとりと舌で脇を舐め上げた。
「ん、ぁ……?」
目覚めた涼野はまだ寝たりない表情で目線を俺に向けた。おはよ、と小さく笑ってまた舌で舐め続けたら涼野は力の無い手で俺の髪を掴んだ。ピチャピチャと水音が鳴りながら脇が俺の唾液で濡れていく。
「ひっあぁ、や」
「やっぱり涼野の脇ってレアなんだな」
「あ、あっ、ばか、ひゃ」
最後にじゅる、と脇を吸えば涼野はビクッと大きく震えて仰け反った。よく見ればユニフォームからでもわかるくらい涼野の乳首は立っていて、ズボンも激しく主張していた。脇が弱い涼野の二の腕に軽くキスをした。甘い涼野の声は俺の欲情を駆り立てた。



食べちゃうぞ?


(もう食べてるよ!)






20100603
ただ綱海に脇を舐めさせたかっただけw
脇たまらん脇攻撃たまらんw
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -