おねがい、おねがいはるや。何度も風介の悲痛な声が俺を更に興奮させた。股を力無く押さえて俺を上目遣いで見つめる。頬を撫でてやれば風介の息が上がった。
「はあ、はるや、はるやぁっ……」
「苦しいなら、自分でやれよ」
「や、やら、やだッ」
「じゃあずっとそのままだな」
「は、はるやが、して、よぉ」
「うるせえ、甘えんじゃねぇよ一人でやれ」
風介に服の袖を掴まれたけど軽く突き放した。泣きそうに目を潤ませるから余計にいじめたくなるのを風介はわからないだろうな。風介は悔しそうに歯を食い縛って俺に股を開いた。
「は、はるや……おねがい、おねがい、して……っ」
「っ、やるじゃねえか風介……だが俺は一人でやれって言ったぜ?」
「うっ、い、いじわる……死ねぇ」
泣き出した風介に俺は鼻で笑ってやった。なかなか自分でしようとしないから俺は風介の手を取って震える性器を掴ませた。びくっと風介の脚が揺れる。俺を見つめる風介を無視して俺は手を離した。
「は、はるや……?」
「自分でやって、自分で慣らせ。それがおまえの罰だ」
「う……ば、罰……?」
「俺の名前を呼ばなかった罰だ」
グズッと風介の慣れてもいない後孔に指を三本突っ込めば悲鳴を上げて俺の指を締め付けた。
「ご、ごめ、はるや……私っ……」
「言い訳すんな、早くやれ」
「ふあァ、や」
内側の肉を爪で引っ掻いてすぐに引き抜いた。風介が残念そうな顔をして見つめてきた。やれ、と顎で差せば風介は眉を寄せて唇を噛み、自分で性器をこすりだした。
「は、はあ、うぅ……見るな、ぁ」
手で性器をこすり、風介の脚はひくひくと痺れるように震えた。俺はそれを黙って見ていた。不器用な手の動きに俺は目を細めた。風介がまた俺を誘うように見つめてきた。



遠くて近い気持ち






20100617
いや、風介に一人でさせたかった。あと名前で呼ばなかったお仕置きw
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