白の邂逅 赤の痛み 青の虚言 全ては闇に溶けていった 苦し紛れの愛の言葉 死にたいと弱音を吐き出してみましたが如何でしょう? 世に降る悲しみとは 掌から零れ落ちていった光 苦しいのは自分だけだと謳う きっと君は勘違いしているでしょ、愛してるって言葉は相手を上手く操る為のツールじゃないんだよ 僕らの進化論 シニカルな幕引き その望みは罪と成り 囁きは誰かの水面を叩き 蜉蝣の恋 夕霧に消える姿 篝火に照らされた邪心 詭弁に彩られた夜 この足が踏みしめてきた道をふと振り返った時に、この歩みはただの数としてしか確認出来なかった。屈んでそっと触れてみたけれど、想いや感情やその他諸々が蘇るなんてことはないのだ。瞬間は二度とは訪れないことを知って、何故かとても、虚しくなった。 駆けてきた日々を悼む此の頃 ねえ、あの日が泣いてるよ 指先に宿る冷たさ 君だけを愛していられたら 反実仮想はやめにしないかい? 心壊 何もかもが残酷に写った 上手な愛し方なんて知らなかったから あまりに幼い恋だったから あの日の僕らは子どもだったから 色んな理由をこじつけて正当化してきた過ちが牙を剥き、物語は終了です 12/06/27 |