俺のその声に謙也さんも振り向く。
「しら、いし」
「見るつもりは、なかったんや…」
白石部長は目を逸らして言う。
謙也さんは顔を真っ赤にしている。
「部誌置きに行って戻ったら、」
白石部長は少しオドオドした様子だった。
まあ、当然か。
「ええやないですか、見てって下さいよ」
俺は白石部長にそう言い放った。
謙也さんは目を大きくして俺の方を見る。
同様に白石部長も俺を見る。
「ざいぜ、何言うと、んの」
謙也さんが口を開く。
「何って、そのまんまっすわ、俺と謙也さんのセックス見てって」
「ふざけんな、や、俺は嫌やでっ…」
「謙也、安心せえ、もう帰るから」
白石部長は荷物を持ち上げ、帰ろうとする。
「せやかて、白石部長のちんこ勃ってますやん」
白石部長の下半身は見て分かるくらいに勃っていた。
「これ、は」
「謙也さんを見てそうなったんですよね?最後まで、見たないですか?」
白石部長には、挿れさせませんけどね、と付け足して、
俺はニヤリ、と笑った。
俺はまた謙也さんの中に指を入れて掻き回す。
イイ所ばかりを狙う。
「はあっう、んっ…ぁあっ、イ、」
「先走り凄いっすわー、白石部長に見られて感じとんの?」
「ちゃ、ぁう…はあっン、ぁっひ、っンっ」
白石部長は自分の自身に手を添えて何度か達していた。
四天宝寺の聖書ともいわれる人とは思えない行為だった。
「でも、またイッちゃいそうやない?ちんこ震えてるで」
耳に息を吹きかけると謙也さんは、身体をビクンとさせて達した。
「あーイッちゃったやないですか。早いっすわ」
「も、やめ、よや…」
謙也さんがロッカーに身を預けて言う。
「…これからが本番、やろ?」
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