「謙也さん、尻だして、な?」

耳に息を吹き込んでもう一度囁く。

「…おん…。」

自分でズボンと下着を脱ぐ謙也さんは
凄く恥ずかしそうで俺を煽るのには十分すぎやった。

「謙也さん、かわええ」

「ざいぜ、ん…っ」

「力抜いてや?」

「ひぃっ、んぁ」

先を入れ押し込むと謙也さんが甘い声を上げた。

「何や謙也さん、座薬で感じとんの?」

「いや、違うねん、」

謙也さんは目に涙を溜めて言う。
高くはないものの、熱のある人を襲うなんて、最低な奴と思うねんけど、
謙也さんを見ていたら我慢できなくなってもうた。

そして気付いたら謙也さんを押し倒していた。


「ざ、いぜん?…熱あるねん、俺」

「すんません、でも俺無理っすわ」

「いや、俺が無理やねん」

「俺にうつせばええんや、」

そういって深くキスをする。

「んぅ…っ」

舌を絡め取るように深いキスを繰り返す。
謙也さんが苦しくなったのか俺の胸を叩いたから
しょうがなく離れた。

「はぁっ…、ホンマに、うつるで」

「謙也さんのならええっすわ」

「アホやん」

「謙也さんよりアホやないわ」


俺はそう言うと謙也さんの自身を口に含む。

「あ、ひっぁンっ…」

「け、やしゃん、感ひ、てはるんす、か」

「咥えたま、まっはッあ、しゃべんなやっア、ん」

音を立てて裏スジを舐め上げると、
謙也さんは甲高い声を出して達した。

「ぁあああ、ッひんっ、イッくー…っ」

俺は謙也さんの出したものをそのまま飲み込んだ。

「謙也さん、そんなよかったんすか?でも、声出し過ぎやないすか」

謙也さんの家は大きいが
あないに高い声を上げてしまうと
いつか気付かれてまうかもしれん。

「なら、謙也さんも熱上がってもうたら困るし、ぜんざいでも食いましょか」

俺は謙也さんの体調を一応心配して言ったつもりやった。
けど、謙也さんは違った。

俺の服の裾を掴んで、

「財前の、入れてや」

と色っぽい顔と声で俺に言った。

そないなこと言われて我慢できるわけないっちゅうねん。
少しだけでも残っていた理性は全くなくなった。

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