「声、出せばええのに」

結局着ていた服は全部脱がされた上に、ちんこにバイブ当てられている。

いつもなら、そこで我慢できなくなって財前にいろいろ求めてしまうんやけど、
今日ばかりは我慢する。

やってやられてばかりじゃ、あかんやろ!

「…誰が、出す…かっ」

「…ふーん」


財前は面白くなさそうに、違うバイブも取り出してきた。
それを軽く慣らした後孔に宛がう。

軽く慣らすところとかは、やっぱり優しさがあるんやなあと思う。


「しゃあないっすから謙也さんがヨガるまで、やり続けますから」


そう言うと、いきなりバイブを突っ込んで、最大まであげる。


「ひっう、ン…ッ」

「…はっ、声漏れてるわあ、淫乱」

「なっ…」


一瞬漏れた声を押さえるため、口を押さえる。


「…我慢せんでもええって」


ちんこの方のバイブを手で持って動かす。

本当は、めっちゃ気持ち良い。
でも言ったらアカン。


「…今日は随分粘りますね」

「俺かて、やられてばっかりは嫌やねん」

「まあ、そろそろ限界やと思いますけど」


後孔のバイブを引き抜いて指を2本入れる。

「んっ…」

「謙也さんの気持ちイイところはどこやろなあ?」


ぐちゅん、ぐちゅん、と厭らしい音が響く。

「や、…やめ、」

「…本当にやめてええのですか?」

「…ッ、」

「やって、ここキュウキュウ締め付けてはりますよ」

「は、ぁ…ッ」

「ちゃんと言わな、分かりませんて」


そう財前が言った後に、急に身体がビクンとなる。

「…ぁあッ、」

「ここですか」


そこばかりを執拗に攻めてくる。
でも、決定的な快感にはならない。


「…、て」

「…はい?何か言いました?」

「…、ざい、ぜの、れて、」

「聞こえませんって」

「財前の、いれ、て」

「はあ、…しゃーないっすわあ」

満足そうな、財前の顔。
結局、こいつには敵わなくて。


四つん這いにされて、後ろから思い切り突かれる。
ずっと待っていた快感だから、声が出る。


「ひぁあッ、あッ、んっぅあ、ッ、」

「声、めっちゃ出てますやん」

「やって、ざ、いぜんのめっちゃ、ぁ大き、」

「男につっこまれてヨガって」

「言わん、といて…」

「あのパーマの女もがっかりしますわあ」

「ン、ぁッ…ん、俺は、光、だけでええ、からッ」

「こういう時だけ名前で呼ぶとか…ホンマ、かわええ人やわあ」


思いっきりちんこを突っ込まれて出し入れされて、言葉で責められる。
それで快感を感じている俺は、財前が大好きなんやと思う。


その後も何回かセックスして、
見ていた雑誌は俺らのどちらのものか分からない白濁でボロボロになっていた。



「これで懲りましたか?」

「…次は絶対、俺が主導権握ったる!」



( 鬼畜な君も、大好き )








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