「何すんねん、痛いやろ」

「謙也さん、シてええ?ええでしょ、タオル貸してやったんやし」

「ば、何言うてんねん、親御さん…」

「親は仕事行ってるんで、まだ帰ってこないっすわ」

「俺寒いねん、シャワー借りるん、」

「シたら暑くなりますやん、どうせ、また濡れるんやしあとで俺と入りましょや」

財前がクールな顔して言うから俺はもう目を背けるしかなかった。

コイツになら何されてもええ―…っていう
俺の感情が見透かされそうで。


「謙也さん、かわええわ」

そういうと同時に玄関に優しく押し倒された。

そしてもう濡れて意味をなさないワイシャツを
はだけさせられ乳首舐める。

「いやあ、ぁ…ンっ、ざい、ぜん」

俺は生理的な涙を浮かべていた。

「こないにして、感じとるやん」

乳首を指で軽く弾く財前はとても楽しそうで。
首筋まで舌を這わせてきた。

「謙也さん、暑くなってきたやろ?」

「ハ、アっ、ンっ、」

「そろそろ下も触ってあげましょか」

俺はコクコクと頷くしかなかった。
理性なんてほんの一欠片しかなくて。

財前が俺の自身を取り出し、扱く。

「うわーめっちゃドロドロやん。これ雨やないよね、謙也さん」

「ぁ、ぅっ、んあっ…ひゃああ、」


俺はもう返事もできない程に感じでしまっていて、
ただ財前にしがみつくので精一杯やった。

「謙也さん、気持ちええですか、俺も限界なんすけど」

財前が俺にドアに手を付けるように言い、
俺はそれに従い、後ろを突きだすような形になった。

そして、いきなり財前が後ろから俺を激しく貫く。


「?…っぁ、ん…は、あ…あっ、ああ」

「謙也さん、締め、すぎ」

「ざっいぜん、ンっ…ぁっ、深、い」

俺はただドアを必死に掴んでいた。
財前はいつも以上に深く激しく俺を突く。


「謙也さん、めっちゃ気持ちええっすわ」

「んー…あっン、俺、も」

「謙也さん、中に出してええ?」

俺は首を縦に振って返事をした。
そして、俺にも限界が近づいていた。

「ざい、ぜん、出そう、でちゃ、う、ドア」

「ええ、ですよ、謙也さんのなら、ン、出しますわ、」

「あァー…ンっ財…前、ひぃ…っ」

財前が俺の中で達すると同時に俺は財前の家のドアに
大量の精を吐きだした。

財前が自身を引き抜くと俺は玄関に倒れこむ。

「謙也さん、いっぱい出しましたね」

「ごめ、財前っ、」

財前はドアを見て微笑を浮かべる。

「ええですわ、ほんならこのままにしておいて親に見せます?」

「やめえ、」

「冗談、ホンマ、謙也さん大好きや。かわええ」

「ぉ、俺も」

「なら、ここ綺麗にしてシャワー行きましょか」

「…ぉ、ん。…早く、入りたい」

その後シャワーでまた財前に鳴かされることになるとは
まだ俺は気付かなかった。



( 何をされても君に惚れてるねん )



→あとがき

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