「髪より先に身体洗いましょ?」

俺と光は向き合う形になる。
そして、光はボディソープを多めにとって泡を立て始める。

「光、多くない?」

「やってこれからセックスするんやもん」

「え…、な、っ」

「普通じゃないこと、したいやろ、最近シてないし」

「でも、光のオカンとか…、」

「謙也さんが声抑えれば大丈夫や」


光は表情を一切崩さずに、俺の身体を撫で始める。

「ひぁっ…あ」

泡を全体に馴染ますように厭らしい触り方をしてくる。

「ぁあ…、」

俺にの性感帯の1つでもある乳首はつねったり挟んだり
執拗にいじっていく。

「謙也さん、かわえ…えわ」

耳元で吐息交じりに光が話す。
俺は耳から熱を持ち始め身体が熱くなるのを感じた。
俺のちんこも徐々に勃ちあがりはじめていた。

「耳元で喋んなや…っ」

「せやかて勃ってるやん、ええんやろ、コレ」

「よ、くな…っ」

「謙也さん、かわいがったります」


光が再び耳元で囁く。
全身がブルッと震える。


泡が程良くついたところで光が言う。

「指、入れてええですか?」

「なっ…聞くなや」

「おおきに」

ニコッと笑って俺のナカへ指を1本入れていく。
久々の行為は快感より、苦しさのほうが多かった。

「痛っ…、」

「…謙也さん、すんません」

「大丈夫や、続けて」

それでも俺の顔は、痛みに歪んでいたらしく、光は心配そうに俺を見つめる。

「謙也さん」

え?、と俺が顔をあげた瞬間、光と唇が重なる。

「ん…んっぅ…っんっ」

長い長い、キス。
離れてはまた引き寄せられていく。

「んっはっん、あっ…」

「光ー、洗濯しとったスエット置いとくで」


光のオカンの声が向こうから聞こえる。

「んっ…ぁっ、はあ」

「謙也くん?逆上せてるん?大丈夫?」


ドアの向こうで心配そうにしてくれる光のオカン。

俺と光の唇が離れ、銀色の唾液が二人を繋ぐ。

「…謙也さん、光に背中洗ってもらってます、って言うて」

光が余裕のない顔で小さく俺に呟く。

「謙也くん〜?」

「あ、大丈夫ですっ、光に背中洗ってもらってますんで」

「せや、オカンは別に心配せんでええわ、謙也さんに痕残るまで洗ってやるし」

「アホ!!よそ様の息子に何やっとんの」

「はいはい、分かったから」

「全く…、謙也くん、気を付けてや」

「はい、ありがと、ございます」

光のオカンは安心したらしく、脱衣所から出て行った。

「さあて、謙也さんキツイかもしんないけど、ちょい我慢してや?」


そういうと光は2本目を入れて激しく出し入れをする。
俺は光にしがみついて痛みが快感になるのを待った。


「はぁっ、んっ、」

「謙也さん、ココ?」

俺の1番弱いところを見つけたらしく、そこばかりを責めてくる。
ちんこからはだらだらと先走りが垂れていた。


「あっう…、はっあ…っん、あっ…」

「良かった…慣れへんかったらどうしようかなって」

光が困ったような笑顔を向けてきたため、俺は胸がドキン、と高鳴った。
ちんこも完全に上を向き、準備は万端。

「光…、挿れて、ええよっ」

「え、」

「大丈夫、や」

「でも、まだ…」

「俺が大丈夫言うてるんやから、大丈夫やって…」

「…」

「早よ、光と繋がりたい」

「…ホンマに、敵いまへんわ」

光も我慢の限界だったのか指を抜き、熱をもったちんこを俺の穴に宛がう。
そして一気に貫いた。


「あんっあ…あっひぁんっは…っあ、ぁあ」

「大丈夫っすか…」

「あん、ひぁあ、ぉ、おんっ、」

一瞬、身体が裂けそうな痛みが走ったものの、
十分慣らしてもらったお陰か、徐々に慣れていった。


「謙也さんのナカ、めっちゃ気持ちええっすわ」

「はあっ、ぁんッ、あッ、ひぁあ…、俺も…光の、気持ちいー…」

「絡みついて離れないっすわ…」

俺の腰を掴んで激しく動いていく。
喘ぎ声は風呂場に響き渡った。

「謙也さん、声、抑えて」

そう言うと、光の唇がまた重なる。

「ふ、んっ、んっあ…ん、ふぅ…ん」

唇がやがて離れて、光が口を開く。

「俺イキそうっすわ…」

「俺も、やばい……っ、ナカに出して、ぐちゃ、ぐちゃにしてやあ」

「エッロ…」


光がラストスパートをかけ腰を振るのに合わせて、俺も腰を振る。


「…はんっ、あぁっ…」

「腰動いてますやんっ、…」

「やあ…、あぁっイく、イっちゃ、ぁあああああっ…っ!」


俺は光の動きに耐えられなくなり、ナカをギュッと締めて白濁を盛大に放って、達してしまった。
光も俺の締め付けに、耐えられずナカに白濁を放った。


二人して呼吸を整えた。
俺はその瞬間、意識が飛ばした。



目を覚ますと、光の部屋のベッドで眠っていた。
どうやら逆上せてしまったらしい。
起き上がろうとすると腰が立たなかった。

久々のセックス、激しくし過ぎたらしい。


「謙也さん、すんません」

「何も、大丈夫や」

「ならよかったです」

「ただ、一緒のベッドで寝よ?」

「…ココ俺の家なのに。まあしゃーないっすね」


光がベッドに入ってきた。
少し狭かったけど俺と光から同じ香りがして
何だか幸せな気分になった。


( 君とのお風呂は要注意! )


prev next

 
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -