「英二ー、私彼氏できたの」

「えっ」

俺の幼なじみの名無しさんが
突然、彼氏が出来たと言いだした。

「しかもー英二の知っている人…だと思う」

「え、誰かにゃあ?」

「さー誰でしょう!」

名無しさんはなかなか言い出そうとしない。
俺の知っている人なら少し気になるんだけど。

「分かんないな、俺、結構友達いるし。言ってよ?」

「んー答えは!氷帝の向日岳人くん」

え、向日?嘘だろー!
向日に名無しさん取られちゃったわけー?
俺、馬鹿じゃん。

「向日ねえ…」

「何処となく、英二に似てるよね」

「そーかにゃあ?」

なら、俺でもいいじゃん。

「まあ、見守ってて下さい」

あー、もう俺、名無しさんのこと、
めっちゃ大事にするのにな。
1番近いやつ俺だと思ってたのに。
いつの間にか向日に取られてたのかあ。

でも、もう決めた。


「見守ってるし、応援もするよ。幸せにね、名無しさん」

「ありがとう!英二は本当良い人だわ」

「そんなことないけどね」


名無しさんの幸せ願う、これでいいじゃん?
そしたら、俺も幸せだし、名無しさんも幸せなんだよね?



あとがき

調べましたが、かくやの使い方が
イマイチ分からなかったです。
聞いたことはあるんですが…。
ちょっと違う気もしますがアップしました。





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