既に糖分致死量です


※少しだけ変態夢主



「堺さぁん!今日のパンツ何色ですか!」

「うるせぇその口を閉じろ、あと勝手にロッカーにはいるな」

またか、小さく溜息をはくと、堺さんは照れ屋ですねぇと溜息をつかれた。

溜息をつきたいのはこっちだ。


こいつは所詮うちのETUの広報というやつで、俺に一目惚れしたらしく(こいつにいやというほど言われた)、毎日のようにパンツ何色だのメアド教えて下さいだの、よくまぁこいつも飽きないもんだと思う。

あと、こいつはいつも言う、
「堺さん愛してます!」

そんな頻繁に言うもんかよ、愛してますって。

「でっていう?」

「もう、またそんな返しするんだ、堺さんはー」

堺さんの本音が聞きたいんですー

やけに間延びした声のこいつに、言っておこう。

「ググれカス」

「堺さんなんで知ってるんですか」

さも以外そうに言われた。心外だ。

赤崎が世良に言ってたんだ。ただそれだけ。




「堺ってさぁ、絶対あの子の好きだろ」

練習後、丹波がそんな事を言ってきやがった。

「丹波、そのサイドに跳ねてる髪切るぞ」

やぁん良則こわぁい、なんて丹波が言う。気持ち悪いぞ、お前。

「でもよぉ、堺って絶対素直になれてないだけだよなぁ」
涼しい顔してさ。

……………………………………素直になれなくて悪かったな。

ああそうさ、俺はアイツのことが好きだ。

いつもあんなこと言われたら、そりゃ気にもするだろ。

「…………さぁな」

「素直になれよー!」

背中をバシバシとたたく丹波。正直、こいつには適わないと思った。口には出さないが。



一人になったロッカールームで呟く。

「本当は、誰より、好きなんだよ………気付け馬鹿、」

「………………………え?」

独り言に返答があった。しかもこの声、まさか、

「堺さんって………え………」

こ い つ か よ や っ ぱ り !

カッ、顔が赤くなる。
俺、そんなに若くないはずなんだが、

「か、勘違いするなよ、別にお前のことじゃないんだからな!」

「や、あの、」

「別に毎日好きだの愛してるだの言われて気になって仕方がなくて好きになったとか、そんな事ないんだからな!」

「…………堺さん、私のこと好きなんですか、?」

「……………………」

「顔、赤いですよ」

「れ、練習着のせいだろ」
「………………堺さん、デレてくれてありがとう!」
やっぱ愛してます!

だからそういう事を言うなっての!




既に糖分致死量です


自惚れも大概にしろ!なんて言っても事実なんだけどな。






堺さんへの欲望が溢れた←自己満足な結果になってしまいました(´ω`)
堺さんはツンデレであるべきだと思います、そして自分で墓穴を掘る、そんな堺さんが大好きだ!
露骨なツンデレに挑戦は初でした。
この話思いついたの風呂っつーんだから世話ないよね!馬鹿ですねわかります。
素敵な企画ありがとうございました!堺さんまじ堺さん!

シャー消し 管理人 風鈴


Love Potion31様に提出させていただきました。


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