※社会人設定
「あ、そういえば週末、名前の友達、結婚式って言うとったよな?」
今は夕飯の準備中である。
「うん、そうやで。高校時代の友達の結婚式やねん。ホワイトデーに結婚式とか、なんかええよね」
「なん着て行くん?」
「えっとね、」
説明をしようと背中側にいる蔵のほうを振り向いた。
「はい、これ」
「え、指輪?」
「本当はな、ホワイトデーまで待とう思てたんやけどな、結婚式につけて行ったら丁度ええかと思って」
「う、わ、ありがとう」
「じゃあ、左手出し」
「え」
「俺と結婚、してくれますか?」
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