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高橋が口の中で舌をウネウネと動かし出したのだ。
「…あぁ。」
激しい快感の波に俺は呑まれる。
『女は海』とよく言うが、正にその通りだ。
俺の女は高橋だ。
すると、高橋は口を外して竿を舐め始める。
…うーん。はっきり言って微妙?…むしろ下手くそ。
だけど、たどたどしく一生懸命に俺のを舐める姿には心を打たれた。
「高橋。」
思わず声をかけると、高橋は目だけをこちらに向ける。
「…好きだよ。」
まさかこんな関係になるとは思っていなかったけど。
お前を好きになって良かった。
「…瀬戸。」
高橋の顔を見ると、俺の先走りで口の周りが汚れている。
何でこいつはこんなにエロいの…。
亀頭にチュッとキスをされた。
まるで、俺の気持ちに応えるように。
「もっと言って。」
あれ?何かこいつ目が虚ろだ。
「好きだよ。」
「俺の事…好き?」
「うん。」
不良が火照った顔でふにゃりと笑った。
高橋は再び俺の息子をくわえて今度は頭を動かして、ジュルジュルと吸い始めた。
何コレ…?むちゃくちゃ気持ちいいんですけど。
「あぁ〜…ヤバいな、出そっ」
ヤバい…
ヤバいヤバいヤバいっ!!!
「高橋、もっ、離せっ」
マジでヤバいっ!!!
しかし、当の本人は全く止める気配がなかった。
「…ぅあ。」
ドピュッ
絶頂に達した俺は、我慢できずに高橋の口の中に出してしまった。
あぁ〜…気持ちかった。
まるで天に召される様な気分だ。
本当はゆっくりと余韻に浸りたいが、そんな余裕は今は無かった。
「悪い、高橋。…早く吐け。」
高橋の前に屈み込むと、案の定苦い顔をしていた。
そりゃそうだ。他人の精液が口の中に入ったんだからな。
…ゴクン。
目の前の厳つい不良が眉間に皺を寄せながらも、喉を鳴らした。
…え?…えぇっ!!?
「飲んだのか…?」
「…うん。」
な、何やってんのコイツっ。
あははははっ!
俺の精液飲んじゃったよっ!
「…お、いしかった?」
動揺し過ぎて可笑しな事を聞いてしまう。
「…変な味する。」
口元をゴシッと拭う仕草にドキッとした。
「…気持ちかった?」
「
お陰様で…。」
そうか…、と高橋はそのまま俯いてしまった。
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