ひっくり返る事はない

それは嫉妬なんかじゃなかった。この歳だとヤキモチなんて珍しくもない事かもしれない、だけどヤキモチでもない。分からない。皆を仲間だと思ってても、嫌だと云う訳ではないのだけれど。何だろうこの気持ち。はみ出し者…みたいな。悲しみはただ連鎖した。憎いとも思わない、ただ複雑な気持ち。それが胸の中をぐるぐる回ってて。おれも入れてくれよ…なんて云おうと思えば云えるのにな。最近思い始めたこの気持ち。チームに馴染めて…ない。孤独、って言葉が1番専決なのだろうか。1人、おれはひたすらそれを穴が空く程、暗い瞳で見つめ込んでいた。
今まで、先の見えない闇にずっと1人だった自分、それでも自分はまだ1人?誰もおれに振り向いてはくれない。憎悪…でもない…。けど光が途切れたのを感じた。
これはおれの思い込みだと信じていたいな。

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