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土井が自室へ戻ると、梓乃は布団の中で丸くなって眠っていた。

入室の音に気が付いた彼女は布団の隙間から誰が入ってきたのか確認してきた。

ほんの隙間から見える目には、恐怖が入り混じっていたが、土井だと判断すると安心して布団から出てきた。

土井が布団の近くにすわると、彼女はすり寄ってきた。
「兄さん…」

今日は一緒に寝てもいい?

その言葉に、「仕方ないな」と笑って承諾した。


2014/5/16

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