「そういう話は二人きりでしてくれ」
「ねえ先生、わたし先生がすきです」
「うん、ありがとう」
「セックスしてくれませんか」
「私と君がかい?」
「それを思い出にして諦めますから」
「うーん」
先生がタバコの煙をふーっとはく。かっこいいなあ。
刺青も、丸いメガネも、少し汚れた白衣も、先生はかっこいいでできてる。
「君とセックスをするのはやぶさかではないんだが、ほら私は一応、既婚者だから」
「奥さんにはわたしが土下座しますから」
「うーん。まあ、いっか。ヤろうか」
「いいんですか!」
「妻が包丁持って襲ってきても恨まないでくれるならね」
「先生とセックスできるなら刺されても本望です」
「なにか希望はあるかい?」
「先生の部屋でしたいです。あ、寝室ですよ。実験室はさすがにいやです」
「よし、じゃあ早速ヤりにいこうか」
「やったー!」
(バウクス先生はずっと隣にいた)
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