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「今年こそは……今年こそはアレスがいるから勝ち組だと思ってたのに………!!」
「あー……ドンマイです」
「ざまぁ」
額に緑の蓮の紋章が捺された東のアナザー、レミが溜め息製造機の頭を撫で、透がぼそりと呪詛を呟く。
「ってか、なんで此処に?まぁ、管巻きたかったのもあるかもしんねーっスけど」
「そうだよね、せめて自分の部屋にいれば街中のリア充を見ないですんだのに」
「…………追い出されたんだ。デビルたちに」
同化しそうな程机に沈んだ透輝が、地を這うような声が返される。
デビルたちに?と異口同音で返したレミと透に、透輝はがばりと起き上がると自棄になったかのように捲し立てた。
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