追記まで読んでいただいてありがとうございます。それじゃあ少し制作秘話を。


作中に出てきた人魚のミイラについて。
かれこれ十年くらいは前だったと思うんですが、国内のどこだかの神社で人魚を祭ってて、んで実際の人魚がこれだ!!っていうのをテレビでやってたんです。
幼いながらに衝撃を受けたことを覚えています。記憶が正しければ30〜60センチ程度と意外と小さかった。んでミイラみたいでちょっと怖かったww
これをモデルに書いています。

斎藤さんが実家でゆっくりしすぎじゃないかという突っ込みは受けません。
バイトとかしてないんだよ大学が新入生受け入れ準備で学生は暇なんだよ。ということにしておいてください。


ちなみに3つのエンディングはどれが正規ルートとかいうのはありません。強いていうなら全部真エンドですね。


このお話はホ/リッ/クとS/IR/EN(ホラーゲーム)の影響をもろに受けました。逆にこれがなければ今回の連載はなかった。
どちらかご存知の方には展開読まれちゃったかなあと思ったり。


何百年と長く生きてると、昔のことと今のことがごっちゃになっちゃうんじゃないかと。記憶の引き出しから溢れて整理できなくなって忘れてしまったような感覚になる。だからこれ以上散らかさないために新しい記憶はいらない。
という設定。簡潔にまとめるとこう。


一応人魚伝説をメインに書いてますが、置いて逝く側、置かれていく側の心境というのにも力を入れました。
置いて逝く方も辛いでしょうが、置いて逝かれた方は亡き人の面影を探しながらずっと生きていかなければならない。
人魚姫だって、大切な人たち(この場合は王子ではなく姉たちになるんでしょうね。詳しくはググってください)を置いていった。王子を想ってのことだったとしても、姉たちはやるせなかったでしょうね。


千鶴ちゃんは八百比丘尼だったというオチでしたがいかがだったでしょうか?
だから必読のところも『人魚姫』ではなく『人魚伝説』という表記だったんです。騙されてくれてたら嬉しいです。

八百比丘尼メインですが、人魚姫の要素も意識しました。ending No.1の土方さんが声出なくなるというのは人魚姫からです。
このエンド、もっと鬱にするつもりだったのにな。零2の虚エンド並みに。

No.2は一番真相?に近いかなと思います。千鶴ちゃんの独白パート。これと5.5話がないと意味が分からない。やっぱり斎藤さんの説明だけでは足りない。
それでも斎藤さんがいないとこのお話は成り立たないんですけどね。いい仕事してくれました。斎藤さんがいるなら毎日お参り行くのに(´・ω・`)

んでNo.3。やっとハッピーエンド。
エンディング2つ考えたところで救いのないことに気付き救済策を考えた結果がこれ。どうやって千鶴ちゃんを人間に戻すかが一番の悩みでした。
泣くことって笑うことと同じくらいに大切なことだと思いますから。


他にも言いたいことはありますが、それは作品に無理矢理詰め込んだ(はず)なので省略します。

では、長々と読んでいただきありがとうございました。


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