『共犯』


ゆらりと行灯の火が揺れて、消えた。


「……沖田さん」


「………」


僕は無言で千鶴ちゃんを押し倒す。そしてゆっくりと唇を寄せた。



今まで何度となく繰り返してきた行為。

だけど明日には僕の体温なんて忘れて、あの人への想いだけで胸を焦がすんでしょう?



「……っかた…さん」

ほら、いつもこうだ。

熱に浮かされたように呼ぶのは僕が大嫌いなあの人の名前。


僕は彼女を抱く。

彼女は僕の中のあの人に抱かれる。



千鶴ちゃんも本当に酷だよね。僕の気持ちを知っていてこんな関係を続けているんだから。それでも彼女を受け入れる僕も共犯だ。



だけど――…。

「気づいてる?」

「何を……ですか?」

千鶴ちゃんがとろんとした瞳で答えた。


「今すぐに認めなよ」

「……え?」

気づいてからじゃ、遅すぎるから。


真実を語るよりも秘密を明かすように口づけを重ねている方がいい。

唇を通して、君が君自身にさえ隠した秘密を僕に見せてほしい。




「――…おき…たさん」

眠った君が耳元で零した秘密はあまりに無防備。



もう手遅れなんだよ、千鶴ちゃん。

どんなにあの人への想いを募らせたって、君の心も体も僕に捕まってるんだから。





fin.

えっと……土←千←沖からの沖千というところですかね?

でもさすが30分クオリティー。これはひどいww


シチュはね、シチュ自体はいいと思うんだよ!(←力説

もう誰か私の代わりに書き直してください。


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