会えるのなら | ナノ
02


「ねーネビル、何食べる?」

「………僕、普通のバニラでいいよ」


ネビルは新学期に必要な物をダイアゴン横丁に買いにきたはずが、まずアイスを買おうとしている姉に先に買い物を済ましてからにしようと提案するも、荷物で手がいっぱいになる前に食べた方がいいと言い返されたので、アイスを食べることになった。
1人で買い物出来るものの、いつもなにかやらかしてしまうネビルは祖母に、姉が付き添うという条件を飲まなければ買い物に行かせないと言われてしまったのだ。


「お姉ちゃん、ホグワーツってどんなとこ?」


アイスを買って適当な場所に腰掛けてひと段落ついたところで、ネビルは1番聞きたかったことをネージュに聞いてみた。
ネージュは基本夏休み中は一日中勉強しているし、時々部屋から出てきたかと思えば気分転換に箒に乗って何処かへ行ってしまうし、必ず顔を合わせる食事のときには祖母が怖くて聞けなかったのだ。
ネージュは少し経ってからボソッと言った。


「楽しくて…あったかいところかな」


どういうこと?と聞き返そうとしたネビルだったが、さぁ買い物行くぞー!と急に歩き出したネージュに引きずられ、聞くことはできなかった。


prev / back / next


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -