君がほしい | ナノ
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『現在、恋人はいますか?』

――いないんですよね。募集中です。


『どんな人がタイプなんですか?』

――仕事柄日本とアメリカを行ったり来たりすることもあるし、怪我をすることもあるし、怪我をしてバスケができなくなることもあり得る。そんなリスクを理解した上で一緒にいてくれる人ですかね。


『沢北選手ならカッコイイですし女の子には困らなさそうですね』

――実はこう見えて自分から好きにならないとダメなタイプなんです。


『そうなんですね。沢北選手にとって、恋はバスケの活力になったりするんですか?』

――んー、しますね。意地っ張り見栄っ張りなんで、良いとこ見せようとすっごい頑張ると思います。


『それは女の子からしたら嬉しいですね』

――どうなんでしょう?女の子の気持ちに疎いんで。


『沢北選手なりの誘い文句みたいなセリフはありますか?』

――ストレートに言うのは恥ずかしいので多分、友達になりたいとか仲良くなりたいとか言って徐々に近づいていくと思います。


『な、なんだかヘビみたいですね』

――ジワジワ追い詰めて、最後にガブリと。


『が、頑張ってください!』

――はは、ありがとうございます。 prev / next

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