18歳と15歳(別ver)
「……お前、まさか…」
「ちっ、違う!!!さすがに!!そんな、す、好きなんてわけ、ないから!!!なにいってんのもー、カゲは私を犯罪者にでもしたいわけ?確かに遊真くんはかっこいいしかわいいけど、さすがに中学生だし、いろいろと問題あるでしょ…うん、」
自分で言っていて傷ついているなんて、なんて馬鹿なやりとり。自傷行為。おつかれ私。
そうだよ、最初から、ちゃんとわかってたじゃん。
何忘れてんだよ、わたし。こんな大事なことをさ。
私と遊真くんの間には年齢を含む、一言では表せないなにか、大きな壁があるって。
「……たかが3歳差、だろ?」
「え、」
「あ?」
「この国では、3歳離れていると恋人になっちゃいけないホーリツでもあるのか?」
「な、ない、けど。成人したら、同い年で結婚してる方が珍しいし、」
私の両親も、先輩後輩という関係だった。
「じゃあ、問題ないだろ。」
「うん…?そう、だね、」
「自分にウソなんてついてないでさ、……好きなら好きって言えばいいじゃん。」
「………え?」
「おれは好きだよ。ユキちゃんのこと。……3歳差なんて、どうだっていいし、関係ない。」
「…っ!?!?な、なん、」
「だからさ、ユキちゃんもいいかげん認めろよ。
……おれのこと、大好きだって。」
「ゆ、ま…くん、」
「ユキちゃんがおれのこと何とも思ってないならまだしも、両想いなのに放っておくほど、おれは優しくないからな。……覚悟しろよ。ユキちゃん。」
年上夢主いつか絶対書いちゃる……
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