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一心同体



黒子テツヤ
お題「一心同体」


試合終了のブザーが鳴る。
僕は力を出し切った、悔いはない。
それでも涙が溢れて止まらないのは、感情が溢れて止まらないせいだと思う。
ベンチではなまえも泣いていた。
笑いながら泣く君を見て、僕達は気持ちを共有している事にひどく高揚し、人目を憚らずに強くなまえを抱き締めた。