02


さて、生活は大丈夫だとか言ったけど、まだ飼い主さんを見てないし、犬だけど、種類が分からないし、ここが何処だか知らないし、てか、今何時だ?

そう思ったわたしは、のそりと起き上がり、新たな家の中を探検し始めた







犬だからか、視線が低い
机や冷蔵庫などが大きく見える

『ワン、…(デカッ)』




机だけでこんなとか…
人間はどんだけデカいんだよ
はぁ、これからが少し心配になってきた






とりあえず、今は12時を少し過ぎた頃だ
どうりでお腹がすく訳だ


ぐぅ〜きゅるるぅ

ゔっ
朝から何も食べてなかったからなぁ


何か食べ物ないかな


冷蔵庫は…ダメだ、届かない…チッ

もういいやいっ
寝てやる!

そう思い、犬小屋へ向かっていると、いい匂いが…

フンフン
『ワン! ワゥワウン!(お!いい匂い!)』


と、匂いのする方へ向かって行くと、そこにあったのはドッグフードだった…


…覚悟を決めろってか
心まで犬になれってか


…チクショォォオ!!
食ってやる、食ってやろうじゃないかぁあ!!


…パクっ

もぐもぐ…ゴクン


『…ワォン!(うまっ!)』

イケるよ!これ!







とにかく、食事は何とかなるっぽい!!

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