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『・・・・バイバイ』




彼が未だに少女の言葉の意味を理解出来ず悩んでいる間に
小さくそう呟きその場を離れようとしていた。

でも、ちゃんと少女の声を聞き取っていたのか
手を掴み少女を引き止める。




「待って!!
・・・・初めて会った時から好きなんだ!!」


『!?・・・・・』




急に告白されて戸惑う少女。

真直ぐ目を向けられているため
少女は目を背けることが出来なかった。




『・・・・ありがとう
でも、ごめんね』

「あ、・・・・俺の方こそゴメン」

『謝らなくていいよ
そう言う意味じゃないから』




また、彼は首を傾げる。

少女はそんな彼にそっとキスをした。




「!?・・・・」

『私も好きだったよ
でも、もうさよならだから・・・・』




そう言うと掴まれていた手は放され
少女はバイバイ、と言って姿を消した。




これがキミとの
最後の出会いで
二度と会うこと
は出来なかった


キミはもう・・・・






空に消えたキミ


(キミの言ってたこと、分ったんだ)(空を見てると悲しくなる理由)(孤独になったみたいで寂しいね)



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