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「・・・・・、・・・紫音」




声が聞えてゆっくりと目を覚ます

まだ視界がぼやけていて
誰に名前を呼ばれたのか分からなかった


でも私は数秒後、驚きのあまり絶句した




「おはよう」(笑


『え・・・・・・・』




目の前にはあの鳳君が居たのだから




『ど、どうして鳳君が??』(汗

「忘れ物取りに来たら寝てたから」




笑顔でそう答える鳳君

部活はとっくに終わっていたのか彼は制服姿

それを考えるとずっと彼に寝顔を見られていたことになり
私は恥ずかしくて顔が赤くなっていくのが分った


今更だけど私の名前、呼捨てで呼ばれた・・・・




「顔、赤いよ??」

『ちょっ、見ないで』




そう言われると余計に彼を見ることが出来ず
手で覆い隠そうとしたのに彼の手に捕まりそれが出来ない




「紫音」


『あ・・・・』




名前を呼ばれ反射的に彼の方を見れば真剣な表情の彼

心臓音がどんどん大きくなる




『・・・鳳君・・・・』




余りの緊張で少し震えた声になった

彼ももう一度私の名前を呼ぶと
彼の唇が私の唇にそっと重なった


そして彼は・・・・







告白


(ずっと前から好きです)(!?嘘・・・・)(嘘なんて言わないよ)(私も、・・・・好きです!!)((・・・・・///))


先に告白した彼も私と同じように顔を赤くしていた



遠い存在だと思っていた貴方は

こんなにも近くに居た




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