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変わらない想い

 



黎「ちゃんと取れよっ」


バシッ


紅心「40-0」

宝美「黎、手加減〜」

黎「イ・ヤ」




と、満面の笑みでハッキリと言う。

今はストリートテニス場で
打ち合いをしている。


これは氷帝へ通う
少し前の話。




決意




「「ハァ・・・ハァ・・・・」」


黎「何分経った??」

蝶花「・・・15分」



嘘だろ!?と言いながら
仰向けに寝転がる黎。


彼女達には
決められた時間だけしか
テニスは出来ない。

何故かは後に分かる事だろう。


寝転がったままの黎に
タオルを渡し話をする紅心。




紅心「ずっと誰かに見られてるわ」

黎「そんなのほっとけよ」



宝美「でもさテニス部の顧問だったら最悪だよねぇ〜
場所、変えないの??」

黎「俺にそんな体力残ってねぇー」



そう言うと彼女達まで
脱力したかの様に
地面にへばり付いてしまう。

誰に見られていようとも
もうどうでもよくなったのだ。



 
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