あっという間に5、6限は終わり放課後に。
荷物をまとめると行きたくない部活へ足を運ぶ。
靴に履き替えようと下駄箱を開けると
それぞれ1通ずつ手紙が入っていた。
書かれていた内容は"体育館裏に来い"と同じものだった。
宝美「もしかしなくとも・・・・・」(汗
紅心「呼び出しね」
黎「ハッ、誰が行くかよ」
ビリビリッ
紅心「ちょっと黎、ゴミはゴミ箱に捨てなさい」
宝美「(突っ込む所そこ!?)・・・・・・」(汗
手紙を4枚とも集めるとビリビリに破りバラ撒く黎。
だけど紅心は散らかす事に怒る。
蝶花「それ、いいの??」
黎「いーから、いーから」
散らしたゴミを拾いゴミ箱へ捨てる。
心配する蝶花の背を押し部活へと向かう。
宝美「本当にいいの??」
蝶花「・・・・・・」
黎「お前等は心配すんな」
紅心「黎・・・・・」
何かを察した紅心は黎を見つめる。
それに気付いた黎は蝶花と宝美に気付かれないよう
口元に親指を立てて"シィーッ"という仕草をする。
部室で着替えを済ますとコートに向かう。
鳳「遅いんじゃないですか??」
宍「しかも、1人サボりかよ」
蝶花・宝美「え!?」
紅心「・・・・・・・」
後ろを振り返れば黎の姿はなかった。
[68/72]