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あっという間に5、6限は終わり放課後に。

荷物をまとめると行きたくない部活へ足を運ぶ。


靴に履き替えようと下駄箱を開けると
それぞれ1通ずつ手紙が入っていた。

書かれていた内容は"体育館裏に来い"と同じものだった。




宝美「もしかしなくとも・・・・・」(汗

紅心「呼び出しね」


黎「ハッ、誰が行くかよ」


ビリビリッ


紅心「ちょっと黎、ゴミはゴミ箱に捨てなさい」

宝美「(突っ込む所そこ!?)・・・・・・」(汗




手紙を4枚とも集めるとビリビリに破りバラ撒く黎。

だけど紅心は散らかす事に怒る。




蝶花「それ、いいの??」

黎「いーから、いーから」




散らしたゴミを拾いゴミ箱へ捨てる。

心配する蝶花の背を押し部活へと向かう。




宝美「本当にいいの??」

蝶花「・・・・・・」


黎「お前等は心配すんな」

紅心「黎・・・・・」




何かを察した紅心は黎を見つめる。

それに気付いた黎は蝶花と宝美に気付かれないよう
口元に親指を立てて"シィーッ"という仕草をする。


部室で着替えを済ますとコートに向かう。




鳳「遅いんじゃないですか??」

宍「しかも、1人サボりかよ」


蝶花・宝美「え!?」

紅心「・・・・・・・」




後ろを振り返れば黎の姿はなかった。



 
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