黎「・・ッ・・・・」
「「黎!?」」
彼女は急に頭を押さえながら座り込んだのだ。
紅心「黎!!どうしたの!?」
黎「・・・・大したこと、ない」
蝶花「嘘・・・」
宝美「そーだよ!!
凄く辛そうだよ??」
心配する3人に平然を装おうとするも頭痛は治まらない。
紅心「急に頭痛なんて・・・・」
黎「何か・・・色んなモンが、頭ん中でぐるぐるしてて・・・・・」
蝶花「色んな、もの??」
黎「昔の記憶みたいな・・・・・」
この世界に来た時、所々に失った記憶が
黎の頭に流れ込んできていた。
何がきっかけなのかは分からなかったが・・・。
黎「っ!?」
蝶花「大丈夫??」
紅心「治まった??」
黎「まぁ、なんとか
それより・・・・・」
宝美「それより??」
黎「・・・・どーやってこの世界に来たのか前に言ってたよな」
そう言うと覚えているかどうか尋ねる黎。
でも3人とも覚えていないと答える。
紅心「それがどうかしたの??」
黎「いや、何でもない
さっさと片付けて帰ろうぜ」
黎「そうね」
少しは気になるもののあまり深く突っ込まない3人。
それに黎も言いたくなさそうな雰囲気だったため。
片付けを終わらせ彼女達もテニスコートから出て行く。
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