「・・・、・・・・・!!」
黎「ンッ・・・・」
「起きろゆーてるやろ」
黎「・・・・ッ!?」
そこには大阪弁で眼鏡を掛けた彼が居た。
寝起きの為か反応が遅れる黎。
黎「何でお前が??」
「別に・・・・
アンタ等捕まえな練習にならへんからな」
黎「・・・・・・」
「それとアンタの仲間、3人共学校やで」
黎「!!?」
そう告げられると直ぐに立ち上がる。
辺りを見ればもうオレンジ色に染まっていた。
黎「・・・・・る」
「え??」
黎「帰る」
「はぁ??」
黎「学校戻ったら3人を解放して
話は明日、聞く・・・・・」
もう諦めたのかそう言い残して歩き出す
「ちょっ!!」
そんな彼女の腕を取り引き止める。
が、振り返った彼女の目はとても冷たく
腕から手を放していた。
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