もう1回、場面変って
「待ちやがれ!!」
宝美「ギャアァァー!!!」
・・・・・・・・・・・。(汗
必死に逃げております。
宝美は無き黒子のある男子に追いかけられていた。
運動してるだけあってか
彼の方が足が速く段々と追い付く。
宝美「(嫌、イヤ、いやッ!!)」
ギュッと瞑った目からは涙が流れていた。
そして後数cmという処で捕まりそうになるとうのに
宝美の体は地面へと向う。
「!!?」
うちはどうなっちゃうんだろ??
「――---!!」
何て・・・・言ってるのかな
うち、このまま・・・・・・・・
「おい!!」
グッタリする宝美を抱き抱える。
そう、倒れる彼女をギリギリで受け止めた彼。
でも彼女の目は閉じたまま、体を揺さ振っても起きない。
宝美「・・・・・・・・ないで・・」
「??」
彼女の口から出た声。
それはとても小さくて彼には聞き取れなかった。
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