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その頃、既に街中(?)に居る黎と蝶花。

走り続けてまだ5分程度。




黎「なぁ、今思ったんだけどさ」

蝶花「何??」

黎「帰る道、逆方向だよな??」


蝶花「・・・・・・・」(汗




彼女達の家は紅心と宝美が向った方向で
段々と目的地から離れていた訳である。

気付いたのはまだ早かったが引き返すのも面倒なので
敢えて遠回りをする事に。


一方は




ドデッ


宝美「いったぁ〜」(涙

紅心「(何も無い処でコケたわ)」




思いながら立ち上がる宝美を見て哀れんでいた。




宝美「その前にさ、何で遠回りしてるの??」




こちらもあちらと同様
一直線で帰る訳ではなく、遠回りをしていた。



紅心「何でって変なのが付いて来るからよ」



言うなり後ろから走って来る彼等を指差す。

そんな光景を目撃すると慌て出す宝美。



紅心「落ち着きなって、まだこっちに気付いてる訳じゃないから」


宝美「で、でも急がなきゃっ!!」


紅心「分かってるわよ
今から大切な事話すからちゃんと頭ン中に叩き込みな」

宝美「う、うん」(汗



 
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