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彼女達が屋上に上ってから
もう昼休みになっていた。

勿論、教室には戻っていない。


そんな時彼等は屋上へと足を運ぶ。




「跡部、ホンマにあいつ等マネージャーにするんか」

「侑士、さっきからそればっかりだぜ」

「仕方ねぇーだろ
監督の指示なんだ」



侑士と呼ばれた彼は
少し眉間に皺を寄せる。

隣りに居たオカッパ頭の人は
どうしてそこまで嫌がるのかと首を傾げる。

そんな疑問も彼にとって
直ぐにどうでも良くなる。


階段を上り切ると
外へ出る扉を開ける。

そこには彼等が探している
彼女達が居たのだ。

あっ!?と声を上げると
彼女達は彼等に気付き
最悪と言う風な顔をする。




黎「教室、戻っぞ〜」


「おい、待ちやがれ」

「やっと見つけたのにそう簡単に逃す訳にはいきませんからね」




背の高い人がそう言い彼等は扉の前に立ち
屋上から出られなくなる彼女達。




紅心「で、何の用かしら??」

「話が分るじゃねぇーか
監督からの指示だ
テメェー等にマネージャーをしてもらう」


「「(やっぱり・・・・)」」




放課後テニスコートへ来るようにと
言われると直ぐに屋上を離れる。



 
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