紅心「やっぱりね」

宝美「ねぇーねぇー
これから何処行くの??」

紅心「ん〜・・・・屋上??かしらね」




そんな会話をしながら急ぐ訳でも無く
歩いて階段を上っていた。

そうすれば下からドタバタと
階段を上ってくる音がする。

考える事は一緒だなぁと思う紅心だった。



「「紅心!!宝美!!」」


紅心「お疲れ様
黎、蝶花」



紅心がそう言った時には
もう屋上に着いており
扉を開けると風が彼女達を
包み込む様に舞い込んで来る。



宝美「気持ちーVv」


蝶花「・・・どうやって、来たの??」

黎「来る途中お前等のクラス、みんな固まってたぜ??」



紅心「それはね・・・・・ひ・み・つ」(黒笑

「「・・・・・・」」(汗



満面の笑みで答えるのに対して
心の奥底で密かに思った。

彼等は紅心の本性を見たのだと。




黎「(あいつ、ブラックになると怖いよな)」


蝶花「(怖いより、恐ろしい)」

黎「(言えてる)」


紅心「何話してるのかな??」(微笑




余りにも笑顔が怖いので
何でも無いと言う風に首を横に振る。

そ??、と紅心が言うと
2人は胸を撫で下ろしていた。



 
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