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「今日さ、転校生来るんだって」

「1人??」

「4人だって
うち等のクラスと他のクラスに
2人ずつだってさ」




4人もって珍しいよね〜と
彼女達の噂をしていると
教室の扉が開く。




「席に就け
今から転校生を紹介する」


「私は平野蝶花」

「俺は桐条黎
最初に言っとく
俺は女だ」



とてもシンプルに
自己紹介をする2人。

女と聞いた彼女達からは
不平の声は無かった。

逆に興味を持たれてしまった。


他に言う事あるだろ??
と担任に言われるが別にと返す蝶花。


そして2人の席は
一番後の隣り同士。



一方では




「私は村垣紅心と言います」

「うちは鮎川宝美って言います!!」



こちらも同じで
名前だけを伝える。

畠中は気にして
いないのだろうか
話を進めて行く。


もちろん席は一番後。

しかも4人のクラスには
テニス部の彼等は全く居なかった。



そして休み時間になれば
周りには人集りが出来ていた。

色々と質問される。

内容なんて分り切ってる。



何処から来たのか。

何部に入っていたのか。


そんな事ばかり。


面倒なので適当にはぐらかす。



 
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