緊張感のない彼等

 



―--



合同合宿。

到頭この日がやって来た。




誇「おい、起きろ!!」

暁「煩い〜・・・・Zz」




朝が苦手なご様子の暁。

そんな彼女を引っ張り起こす誇鶴。

ごく普通の朝の風景。


それにしても彼等に緊張感と言うものは無いのでしょうか。


欠伸をしながらゆっくりと起き上がる暁。




彪「相変わらず朝は弱ぇーのな」(笑

暁「出た、毒舌野郎」

彪「化けもんが出たみたいに言うなよ」


暁「つーか何で居るんだっけ??」

誇・彪「・・・・はぁ〜」(呆


暁「ちょっ、何で呆れるわけ!?」




余りにも暁がボケているので呆れる2人。

何故ここに彪がいるかと言うと・・・




―--昨日の夕方




『こんちは〜』

暁『はーい・・・・・って彪かよ』


魁『遅いぞぉ〜』

暁『その言い方ウザいからやめろ』

彪『俺も暁の意見に賛成だな』


魁『彪までそんな事言うなよぉ〜
俺、寂しい〜』

彪『魁、この世から消えたい??』(黒

魁『滅相もございません(汗
(彪、怖いよぅ(泣)』


暁『で、お前まで何しに来た??』

彪『泊りにきた』

暁『・・・・へ??』

彪『寮より泊った方が早いからな』

暁『あ、そっか
迎え来るんだっけか??』

魁『おぅ!!つーことで俺も泊らせて頂きま〜す』




はい、回想終わり。




暁「あ〜あ、そんな事言ってたな
で、魁のヤツは??」

誇「まだ寝てる」

彪「あと聖と睦月以外は起きてるけどな」(笑


暁「遠回しに馬鹿って言ってる??」

彪「言ってねぇーよ」(汗




暁の思考はこう解釈していた。

聖=魁=睦月=馬鹿なので
"馬鹿以外は起きてるけどな"と。


そして段々目が覚め始めた暁は2人を部屋から出し
着替えて支度を済まし一階へと降りる。



 
[82/121]

[*←前] [次→#]
[目次へ][しおりを挟む]

[back]
[top]