見られた姿

 



―--




手「よろしく。」


「どーも。」




握手を交わし第4試合目が始まる。


さっきとは違って風蘭の彼等は騒がしくなる。

それほど礼穏・・・いや暁を尊敬し、誇りに思っている。

だからこそ彼女の負けを認めたくないが故に、力一杯の声援を送る。



サーブは風蘭から。




「(手加減なし・・・・か。

ま、この姿でコイツ等とは二度と合わないし・・・いっか☆)」




そんな事を思いながらもサーブを精一杯の力を込め打つ。

鋭い音とともに相手のコートへと決まる。

相手は一歩も動く事はなかった。




桃「あの手塚部長が一歩も動けないなんて・・・・。」


河「今までの人とは違うね・・・・・。」

越「まだまだだね。」


菊「そーだにゃ!!
おチビの言う通りじゃん。
まだまだこれからだって!!」




菊丸の発言に対して"別に応援してないんスけど"と内心思っていた。

不二は不二で笑ってるし・・・・。


1ゲームはあっという間に終わり、次は手塚からのサーブ。

それを難なくと返しラリーが続く。




「(これが・・・・コイツ等が全国クラス??あり得ないね・・・・・。)

はあっ!!」


手「っ!!(お、重い!?)」




さっきの球より重くなる。

球威に押され上手く打ち返せずロブを上げる形になった。



 
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