試合開始

 



――--




屋上に行けば暁の泣き崩れる姿が目に入った

こんな時にこんな事思ってる自分は非常識かもしれない


誇鶴が羨ましいなんて


それに何も出来ない無力な自分が腹立たしい・・・・




昴「聖、あんまり強く握ると手から血が出ますよ」

聖「・・・・・・・」


宍「一旦、部屋に戻った方がいいんじゃねぇ??」

真「あぁ、そうだな」


誇「暁、大丈夫か??」

暁「・・・・・悪い、な」




誇鶴から離れると涙を拭き取る。

宍戸の発言に皆賛成すると部屋へ戻る始める。

が、




暁「ちょっ、昴!?降ろせ!!」

昴「先程、誇鶴達が言ってたじゃありませんか??もっと頼れと・・・・」


暁「それとこれは別だ!!
つーか聞えてたのかよ!?」


彪「暁がデレた」(笑

暁「うっせー!!
いいから降ろせっ!!」


「「・・・・・・・」」(汗




歩き出す彼女だがどこかフラフラしているようで
心配になった昴は軽々とお姫様抱っこをする。


さっきまで重い空気だったのも一瞬にして騒がしくなる。




睦「暁から離れい!!」(←合宿二度目)

魁・聖「離れい!!」


唏「お前等、黙れ」


「「・・・・・・」」(汗


幸「フフ、相変わらずだね」


跡「戯れてねぇーで戻るぞ!!」

忍「何、怒ってるん??」(笑

跡「お、怒ってねぇーよ!!」




そう言って先に階段を下りて行く跡部。

彼をからかいついて行く忍足達。




昴「それにしても暁、前より軽くなりましたね??」

唏「ちゃんと食ってんのか??」

暁「食ってるよ!!」


彪「何、もしかして太ったて言われたかった訳??」

暁「失礼な奴め」



 
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