「こんな所で寝てて襲われても知らないよ。」




吐き捨てた声の持ち主は、聞き覚えのある声だった。




「無防備過ぎ」


暁「・・リョ・・・・マ・・・・・Zz〜」

越「はぁー・・・・」




そう呟く彼女を呆れながらおぶって保健室へと連れて行く。

授業終了のチャイムが鳴り終わる寸前のこと、扉がガラッと勢いよく開いた。

そして彼女を見るなり第一声が・・・・




「授業サボるなつってんだろっ!?」




普通、"大丈夫"だろ??

しかも寝てる奴にんなこと言うか??




暁「クッ、アハハ」

「何が可笑しいんだよ!!」


越「(普通は可笑しいと思うけど・・・・)」(汗


暁「冗談キツいぜ、太智」

「何言ってんだよ」




こいつはダイチ。

あーいう言い方しか出来ない不器用なのか天然なのか、分かんねぇー奴で一応気の合う奴。




「あ、やっぱりここに居た」

暁「おース」

「どもっ!!」

太「隼音、遅いぞ!!」




太智が来た数分後の事、保健室に入って来る女子生徒。

笑顔が可愛くって面倒見のいい奴、ハヤネ。

ま、突っ込み役ってところかな??


クラスには打ち解けてもいるが、その中で一番親しくなったと言えばこの2人だろう。



 
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