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「目障りなのよ。」


ドカッ

バキッ


「大人しくしてればいいものを・・・。」

「一生ここで寝てればぁ??」(笑




ここ最近で増えたものと言えば絶えない暴力

飽きもせず毎日とやってくる

そんな暇あるならアンタ達のお姫様でも宥(ナダ)めてればいいのに




暁「・・ッ・・・・。」




大した事ないのに毎日こうだと体が持ちやしない

ンだってあんな奴の言う事聞くんだよ




何で・・・・・・

・・・・・・・・ばいいのに


・・・・・・・??(笑





暁「またかよ・・・・。」




時々頭に過(ヨ)ぎる途切れ途切れの言葉と
脳裏にはぼやけた視界が映し出される

何かを思い出そうとすると頭に激痛が走る


別に無理に思い出そうとも思わないが




暁「ま、どーでもいっか。」




知らないものは知らない。

そして適当に流す暁。

見覚えの無い記憶なのだから・・・・・。


のんびり空を眺めていると授業の始まりのチャイムが鳴るが、慌てる事も無く教室に戻る事もしない。

サボる気、満々です。

数分もしない内に眠りにつく、無防備な状態で。

誰かが居るなんて知らず。



 
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