――--暁side




あれから数時間後。

彼、彼女達は眠ってしまっていた。

多少疲れがたまっていたのだろう。

風蘭の事は誇鶴達に任せっきりだったから・・・・。

ま、晩ご飯までに叩き起こせばいい事。(ォィ



そんな事を考えているとコンコンッとドアをノックする音が聞えた。




「失礼致します。暁様に電話が入っております。」

「誰から??」

「彪様からです。」


「そう、有り難う。下がっていいよ。」


「畏まりました。では、失礼いたします。」




そう言い残して部屋から出て行く使用人。


電話口に出て"もしもし"と言う。




『風鬼様。』

「もう暁でいい。」

『・・・・風鬼。』


「・・・・まぁいい。
で、どうだった??」

『大した練習もせず砂浜で何か取っていました。』

「そう・・・・。」


『でも戦力はまぁまぁなモノです。
風蘭から比べれば劣っていますが。』

「油断大敵だ。」

『分かっております。
では詳しい資料は今日中に持って参ります。』

「分った、なるべく早めにな。」

『どうかなされたのですか??』


「いや、テスト前なのに偵察とかさせて悪いと思ってさ。

資料持って来たついでに晩ご飯でも食ってけ。
バカ4人も居ることだし、他の奴も誘って来いよ??」


『ではお言葉に甘えさせて。』

「じゃ、後でな。」


『では失礼します。』




砂浜で貝掘り・・・・か

どっかの誰かがそんな事好きだったような・・・・・??


もーいい!!

考えんのヤメ!!

顔見たら分る(ぇ



合宿が楽しみだな

完璧にアイツ等を負かしてやる


ついでに藤胎の素の姿でも撮らしてもらおうかな??


直ぐにはバラしたりしないから

楽しみにしとくのはアンタの方だぜ??



 
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