玲雫と聞いた瞬間、藤胎は驚いていたが直ぐに表情は戻る。

礼穏が言い終えると少し藤胎の顔が引きつっていた。


そして礼穏の話声が聞える所まで離れて居た誇鶴達は
"婚約者"と聞いた途端口の中に含んでいたドリンクを吐いて噎せていた。



諦めた藤胎は残念そうに戻って行く。




何で!??

何でよ!!


婚約者??

海外??


手の出しようが無いじゃないのよっ!!!

その婚約者が嫌なら私にすればいいじゃない!!


もういいわ

礼穏くんは諦める


その代わり風蘭のみんなを手に入れてやるわ

合宿でもみぃ〜んなを手に入れてやる


駒がそろい次第

仲村暁をいたぶってやるんだから



楽しみにしてなさいよ




誇「お前なぁ〜もっとマシな嘘つけよ。」


「何で??別にいーじゃん。
だってどーせ俺は二度と会う気はないし、今回だけだつったろ??」

聖・睦「え〜!!」

「"え〜"じゃない。」




礼穏は呆れた様に言う。

風蘭は青学に挨拶をすると校門を出て行く

もちろん礼穏も一緒に。



 
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