「おいおい、ちゃんと返さねぇーと点は入らないぜ??」


ドンッ




コートには礼穏が打ったスマッシュの跡がくっきりと残っていた。




唏「(馬鹿力。)」

誇「(馬鹿力だな。)」



昴「・・・・・・」(汗




小声で話す2人の会話を聞き取った昴。

礼穏に聞かれていたらどうなる事やら・・・・。




「おいテメェ―等、誰が馬鹿力なんだ??」(黒笑

唏・誇「・・・・・。」(汗




言ってる側からちゃっかり聞き取ってるやん!!

地獄耳〜。



それは扨置き試合は5-0で手塚は1ポイントも取れないまま最後のポイントを迎える。




睦「ラストー!!」

聖「礼穏、いっけー!!」


誇「決めろよ!!」




そんな声援の中サーブを高く上げる礼穏。

今までとは違い綺麗なフォームにとても丁寧なサーブ。


相手はボールに掠れる事もなくその場からも動く事はなかった。




海「あの手塚部長が・・・・。」

大「1ポイントも取れないなんて・・・・。」



「有り難う御座いました。」


手「あ、あぁ。
良い試合だった・・・・。」




握手を交わし礼穏は昴達が居る方へ向かう。

そしてハイタッチを交わす。

青学の方では1人を除いて暗く落込んでいる。

その1人は目を輝かせていた。



 
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