暁「痛く・・・・ない。


聖、放して・・・・・。」

聖「じゃぁ誰にされた??ソイツの名前言ったら放してやるから。

心配しなくてもまだソイツをヤったりしねぇーよ??」




暁に話し掛ける声の持ち主は聖。


性格が違うのは裏の聖、つまり二重人格だから。

仲間や大切な人を傷つけたりキレたりしたらこうなる。




昴「確か不二だったな??」




上手く話せない暁の代わりに言う。

それに小さく首を縦に振る。


聖は手を放すと何か企んでるかの様にクスっと笑う。

そこに居た全員が冷や汗を掻いていた。


恐るべしブラック聖!!(笑




聖「なぁ、誇鶴?暁をあんま責めるなよ??」

誇「どー言う・・・意味??」



聖「暁の事一番よく知ってんのはお前だろ??
もっと分かってやれよ?」


誇「・・・・・んなこと言われても分かんねぇーよ。




そう小さな声で呟く。

誰にも聞こえないように。




分からなくはねぇーんだ

分かってんだ


でも暁の事になると

思ってる事とやってる事がバラバラになる

いっつも心と体がうらはらになる




暁「ちょっ、誇鶴!!?」

睦「誇鶴!!暁から離れろよ!!」




何故か知らない間に暁を抱き締めて居た誇鶴。

突然だったから暁もいつも通りに戻る。



 
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