すると藤胎は自分で自分の頬を叩こうとしたので暁が止める。


反射的に・・・・。


藤胎は放して!!と思いっ切り暁を突き飛ばす。

すると、勢い余ってその場に倒れる暁。


そんなことはお構いなく、自分の頬を叩くとキャァーと叫ぶ。

と同時に彼等が入って来る。




手「どうしたんだ!?」

藤「暁ちゃんが・・・ヒック・・私を・・・叩いたの。
邪魔だから・・・ヒック・・だって・・・。」


暁「ち、違う!!」



桃「違うって此処に居たのは恵苺とお前だけだろ!?」

河「そーだよ。君しか居ないのに他に誰が殴るんだい??」




自分に決まってんだろ??

気付けよな


しかも手形逆だっつーの

誰が裏拳なんかすっかよ!!

真田じゃあるまいし




越「でも暁がやったって証拠も無いよ。
それに、暁は倒れてて、この距離で叩けるわけないじゃん」


「「うっ・・・・。」」




越前の一言に誰も言い返せない。


手「今回は見逃してやる。次は只じゃ済まさないからな。」




そう言うと藤胎を連れて保健室に行く。

暁は何故か手を握ったり開いたりしている。




越「どーしたんスか??」

暁「何でも・・・ない。」




何で俺、アイツ止めたんだろ??

ま、いーや



 
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