暁はその文字をなぞりながら"何で??"と呟く。
強く握った拳からは血が滲む。
何でだよ
何で!?
ここまで追い詰めてたのかよ!!?
絶っ対許さねぇ
バンッ
「「ビクッ!!??」」
先「どうした仲村?」
暁「何でもないよ。そのまま続けて下さい。」(黒微笑
先「あ、あぁ。」(汗
暁は今にも素に戻りそうな勢いだが、何とか理性を保つ。
HRが終わって1時間目が終わると暁を数人が囲む。
暁は首を傾げながら何か用??と聞く。
「この席玲雫の席なんだけど??」
「座らないでよね。」
暁「どう言う意味??」
「此処は玲雫の居場所なの!!
他人が気軽に座らないでって言ってるの!!!」
気が強い女の子達だな
アンタ達は玲雫の味方??
此処に居る全員が味方??
コイツ等お前の味方じゃねぇーの??
なのに何で俺に助け求めんの??
分かんねぇーよ
暁「分かんねぇーよ。アンタ達玲雫の何??」
「私達は玲雫の友達よ。仲村さんこそ玲雫の何??」
暁「さぁーね??」
彼女達の反応を見るため、質問に対して答えを濁す。
休憩時間もあっという間に終わり、チャイムが鳴る。
彼女達も渋々、席に着く。
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