少しテンションを上げ、何処か楽しんでいる様子の暁。

ただ、あんな夢を見た後のため、不安を彼等に見せまいと振舞っていた。


彼等の中には気付いている者もいるが、あえて気付かない振りをする。




睦「暁、焦るなよ??」

暁「・・・・・わかってる。」




それを察してか、声をかける睦月。

聖は不安な顔をしているので、暁が頭を優しく撫でるといつもの聖に戻る。


すると昴が何か思い出したように"あ!"と言う。




昴「俺等に話があるんだろ??」

暁「そうだったな。俺が居ない間、風蘭学園をよろしく。

それから睦月と聖が言う事聞かなかったら殺ればいいからな?誇鶴。」(黒笑

誇「任せろ。」




口調を戻して本気度を伝える。

それを聞いていた睦月と聖は汗だくになる。

暁が居ない間は大人しくしておこうと思った2人だった。



誇鶴がキレると超怖ぇーから!!(by聖&睦月)



彼等のやり取りを見ているとクスクスい笑いだす暁。

それをみて互いに笑い合う彼等。

緊張感が解け、いつもの雰囲気に戻る暁だった。



学校の行先は逆方向のため、家の前で別れた。




気負ってたことバレたかな?

青学に行くって決めたのは俺なのに・・・・


でも、もう大丈夫!!


俺にはあいつ等がいる

氷帝と立海の奴等だっている


巻込むことになると思うけど許してな??




昴「別にもっと巻き込め。」

暁「な!!?声に出てた??」


昴「いや、全然。」(笑


暁「(こいつ俺の心読んだな!!)
つーか何で昴がこっちに来てるんだよ!?風蘭はあっちだろ??」


昴「そーだな・・・・。」

暁「昴・・・・??」




大丈夫か?と聞こうとしたが、昴の唇によって塞がれた。



 
[13/121]

[*←前] [次→#]
[目次へ][しおりを挟む]

[back]
[top]