乾「はっ!!」


ズバーンッ


魁「っあ!!」


ドンッ


「「!!?」」


乾「今のを・・・返しただと!?」



「「イェーイ!!」」




打ち返せた事にホッとした魁は
胸を撫で下ろすと睦月とハイタッチを交わす。




魁「睦月ぃ〜、打ち返せたよ〜」(泣

睦「上出来だぁ!!」



大「あの212km/hを打ち返した・・・・」

桃「有り得ないっスよ」



越「ウォーターフォール、破れたり」

不「彼、凄いね」

越「まだまだこれからっス」



海「まぐれっスよ
次は必ず決まります」

乾「あ、あぁ
奴は前回触れていなかったからな」




動揺しつつも深呼吸をして落ち着かせる。

位置につくと構えサーブを打つ。




睦「はぁっ!!」


ドーンッ


乾「何!?」

海「嘘だろ・・・・」


魁「ハハッ、俺達にそのサーブは利かないよ」

睦「サービスエース取りたいなら唏伯椥のスピードを越えなきゃ」


乾「クッ・・・・・」



不「梛原のサーブ、そんなに速いの??」

越「鳳さんのサーブより速いっスよ」

不「へ〜、それは一度見てみたいね」




関心している中、試合はドンドン進んで行く。

ラリーは殆ど続かず魁と睦月によってポイントを取られていた。




睦「お前、あんま回転掛けんなって
ラリー続かねぇーだろ??」

魁「あっれ〜、回転掛けてるつもりは無いんだけど・・・・」

睦「ま、いーや
次行くぞー!!」


乾・海「ハァ・・・・ハァ・・・・」



桃「余裕って感じっスね」(汗

河「あの2人が1ポイントも取れていないなんて・・・・」

手「・・・・・・」




魁は無意識に逆回転を掛ける事がよくあり
癖球で打ち返しにくいボールである。

こうして数分後、呆気なく試合は終わった。

最後も元気よく挨拶をし一礼をする睦月と魁。

乾と海堂は声も出ず呆然としている中
早く次の試合を始めようと急かす聖と彪。

コートには既に準備万端という風に立つ2人。



 
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