"だからね暁ちゃんはわたしのひきたてやくになってもらうの"




暁「お願い、止め・・てっ!!」

越「暁!!どうしたの!?」



聖・唏・誇「!!?」


鳳「急に大きな声出してどうしたんですか??」

越「暁の様子が・・・・!!」




暁の近くに居た越前の服を握り
自分の胸を押さえ苦しそうに息をする彼女。

越前の声で喧嘩を中断させる聖と唏伯椥に
止めに入っていた誇鶴は直ぐ暁の側へ寄る。




誇「暁!?」


暁「・・・・謝る・・から・・・」

誇「誰もお前を責めてねぇーから」


暁「ちがっ、う・・・・違う!!」


誇「暁??」

忍「様子がおかしーで」(汗




"ママ・・・暁ちゃんが、わたしを・・・・"




暁「私っ、何もしてない!!」




"わたしを、刺したの"



ドクン



暁「いやぁあっ!!」

誇「どうしたんだよ、おいっ!!」




大きく揺れる彼女の瞳はは彼等ではなく別の何かを映していた。

揺さぶり声を掛けてもただ謝るばかりで彼等の声は彼女の耳に届いていなかった。


頭を押さえ酸素が上手く吸えないのかバラバラに呼吸をする。

彼等は彼女を落ち着かせようと声を掛ける事しか出来ず
パニック状態の誇鶴も彼女を抱き寄せる事しか出来ないでいた。


ある人物の名前が呼ばれ彼女が気を失うまで・・・・。



 
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